昨今のシャンプー市場では、“洗浄”だけでなく、「補修感」や「なめらかな指通り」を重視した製品提案が増えています。その中で注目されているのが、PPT系界面活性剤(PPT系洗浄成分)です。
PPT(Polypeptide)は、タンパク質を加水分解して得られる成分であり、毛髪との親和性に優れることが特長です。洗浄成分として用いることで、洗いながら毛髪表面を整え、指通りやなめらかさに配慮したヘアケア提案が可能になります。
今回は、PPT系界面活性剤の特長や、毛髪および頭皮への影響についてご紹介します。
シャンプーの使用感や仕上がりは、洗浄成分によって大きく左右されます。
一般的には、アニオン界面活性剤が主に用いられており、その種類によって、泡質・洗浄性・指通りなどが変化します。その中で最近注目されているのが、PPT由来の界面活性剤です。
「PPT系界面活性剤」は、一般的な界面活性剤と同様に親油基・親水基を持ちながら、構造中にPPTを有することで毛髪への親和性を発揮します。
〈ヘアケア効果の検証〉
PPT系界面活性剤で洗浄した毛髪の表面は、キューティクルの乱れが少なく、整った状態が確認されました。また、すべり性評価においても、摩擦の低減が確認されており、指通りの良い使用感が期待できます。